WGP出場権を獲得すると、今度はチェッカーを入れてくれと言い出したので、これは1からデザインをし直さなくてはと思い、あのデザインが完成した。
デザインは、前述のシンプルなチームデザインを踏襲しながら、トップ部分は遠くからでも目立つように、サイドの白とローズピンクのフレア部分はアルファベットの「F」をかたどった。(この「F」はチーム監督、レーシングサプライの社長、福島さんの頭文字)
後頭部にはチェッカーを入れ、後ろからも一目でそれとわかるように配慮した。また、フラミンゴをキャラクターとしてデザインした。
勿論、アイデアは若井選手の持ち込み。
しかし、なぜフラミンゴかは不明。聞いた気がするが忘れてしまった。 これも本人は気に入ったらしく、自分の車、黒のCRXにステッカーにして貼っていた。また、GP用に新たにマシンカラーリングも行った。
このレースで、密かに優勝を狙っていた、上田昇選手が見事優勝し、急遽GPフル参戦を決め、坂田和人選手も参戦を決意。(若井選手に誘われたらしい。)このシーズンのGPを盛り上げる3人のライダーが揃った。
レースを消化するにつれ、125クラスでは最高の180cmを超える身長、肘までも擦るコーナーリング、誰にでも好かれるキャラクター、派手なヘルメットでヨーロッパでも次第に注目されはじめる。(彼のレーシングスーツには、肘擦り用のスライディングパッドがついていた。)
|
|
|
'92ライディングスポーツ
N0115 8月号 表紙 |
日本人125ライダー3人が活躍。翌93年5月1日、スペインヘレスサーキットにてピットロード上で事故。かえらぬ人となる。誰からも好かれ、長身からの独特のライディングフォームでファンを魅了。ヘレスサーキットにはトレードマークであるフラミンゴのモニュメントが設立されている。 |
|
|